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目次
1 童話作りの実践教室(カレル・チャペックのまえがき;とってもながーい猫ちゃんの童話より;お犬さんの童話;郵便屋さんの童話;とってもながーいお医者さんの童話より)
2 童話の作り方・総まとめ(童話の理論)
著者等紹介
チャペック,カレル[チャペック,カレル][Capek,Karel]
チェコの国民的作家(1890‐1938)。プラハのカレル大学などに学ぶ。1921年、リドヴェー・ノヴィニ(民衆新聞)社に入社し、ジャーナリストとして活躍する。画家である兄ヨゼフとともに、戯曲や童話などにおいても多くの優れた作品を残した
田才益夫[タサイマスオ]
演出家・翻訳家。1933年生まれ。九州大学卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハル
3
チャペックの童話を古本屋で見掛け、さっそく読んでみた。「ロボット」を誕生させた戯曲「RUR」の作者が童話も書いていたんですね。前半は童話だが、後半は童話作成を論理的に解説している。他の作品も見てみようかな。2016/06/29
ソーシャ
2
前半はチャペックの童話のうちいくつかの抄訳、後半はチャペックによる童話理論の講義という二部構成で童話とはどのようなものかを伝えようとした本。前半の童話についてはちょっと冗長さを感じてしまいましたが、後半の理論ではこの冗長さを含んだ語りこそがチャペックがこだわったところだということが明かされます。個人的には簡潔な知的童話のほうが好きなのですが、そういう人でも童話のモティーフや登場人物についての講義は創作にとても役立つものではないかと感じました。2016/03/31
とりぞう
1
「その子犬はね、数はまだ2つまでしか数えられない。それなのに足が4本もあるもんだから、こんがらがってしまうんだね」なんて話など。チャペックは素敵。言うまでもないことだけど。2019/12/17
kirara
1
前半はチェペックの数ある童話の中でも素敵なお話の詰め合わせで、後半は童話講座。イラストもお話も大好きです。私をチェコに向かわせた理由のひとつ。2012/10/02
charuko
1
人間の言葉は学問か詩。童話は語り。2008/10/18