内容説明
蒸気機関からアインシュタインの相対性理論以後まで、自然界の根源的構成要素としてのエネルギーは、どのように発見・理解されてきたのか。科学者たちの二世紀にわたる苦闘を通し、熱とは何か、偶然と確率、熱核反応とビッグバンなど、劇的なエネルギー発見の物語によって壮大な宇宙の仕組みを理解する、第一級の科学読本。
目次
1 蒸気機関と大砲
2 赤い血と電動機
3 蒸気機関の再訪
4 熱力学の第二法則
マクスウェルの悪魔
6 偶然とエネルギー分布
7 エネルギーの小さな魂
8 エネルギーはmc2に等しい
9 エネルギーと宇宙
10 カオス:予期せぬことの科学
著者等紹介
レイドラー,キース・J.[レイドラー,キースJ.][Laidler,Keith J.]
カナダ・オタワ大学名誉教授。専門の物理化学研究による表彰・受賞多々。優れた科学教養書の著者としても知られている
寺嶋英志[テラシマヒデシ]
1941年旧満州(奉天)生まれ。京都大学理学部卒。同大学院理学研究科博士課程修了。海外での石油の探鉱、開発および調査に約30年間従事したのち退職。現在、日本エネルギー経済研究所客員研究員、浜松大学非常勤講師
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