内容説明
たゆまぬ改革がもたらす多様な信仰の姿。ルター、カルヴァンらによる宗教改革をはじめ、その複雑な歴史、信条、慣習を手際よく解説。プロテスタンティズムの精神と背景、そしてたゆまぬ改革によって分裂を重ね多様化した諸教派の見取り図、現代の諸問題も紹介。
目次
1 プロテスタントの世界
2 プロテスタンティズムの起源
3 プロテスタンティズムの歴史
4 プロテスタンティズムの諸教派と基本的信仰箇条
5 通過儀礼
6 プロテスタンティズムの影響
7 新しい挑戦に直面するプロテスタンティズム
著者等紹介
ブラウン,スティーヴン・F.[ブラウン,スティーヴンF.][Brown,Stephen F.]
ボストン大学神学教授、同校中世哲学・神学研究所所長。中世哲学と神学のテクストを編纂
五郎丸仁美[ゴロウマルヒトミ]
国際基督教大学教養学部卒業。同大学院博士課程修了、博士号取得。現在、多摩美術大学ほか講師。専攻、近現代哲学思想、美学、芸術学
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感想・レビュー
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優希
35
プロテスタントについて多角的に見ることができます。広く浅くなってしまうのは仕方ないのでしょうか。2021/11/02
くり坊
2
本書のシリーズ『カトリック』ともに再読。特徴として、プロテスタントのガイドブックとして、広く浅く網羅しており、まずは入り口としての1冊として最適。例えばエキュメニズム(教会一致)の項目の記載を引用すると「しかしカトリックとプロテスタントが一緒に祈ったり働くことができても、完全な一致をみる前に、キリストにおける神性と人性の承認・キリストの神秘的な体としての教会観・教会の秘蹟のより深い理解など、基本的な信仰箇条に関する合意がなければならない」と手厳しい。巻末の用語解説はキリスト教へのガイドブックとしても最適。2022/01/29
telephone
0
プロテスタントって色んな宗派があるのね。2014/07/23
kiris
0
アメリカのプロテスタント各宗派成立の流れが、簡略ながら書かれていたので、参考になった。2014/03/04
yanapong
0
同シリーズ「キリスト教」のプロテスタント諸派に関する部分を流用し、一部を少し詳細にした、広く浅い概説書。2010/12/04