内容説明
不安な時代の生き方。世界終末戦争を、人類は回避できるのか―。戦争・テロそして殺人を人間固有の根源的な「悪」として捉え、思想・哲学が直面する緊迫の難問に対峙する哲学者の実践と省察。
目次
テロは世界を変えたか
不安な時代をどう乗り越えるか
南型の知とは何か
新しい術語を生むこと
“情念と制度”から言語へ
西田哲学と“共通感覚”
“近代の知”から“演劇的な知”へ
近代の知を超えて
リクールさんの好奇心
窓の外のアポカリプス―湾岸戦争私感
モロッコで考える
唯物論からイスラム教徒へ
著者等紹介
中村雄二郎[ナカムラユウジロウ]
1925年、東京生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。明治大学名誉教授。哲学者。共通感覚、身体、リズム、医療などの考察を通し、思想・哲学の新境地を展開している
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