内容説明
17世紀、聖書をもとに、天地創造が紀元前4004年と定められて以来、「時間の始まり」をめぐる科学と宗教のせめぎあいが始まった。歴史、哲学から地質学、生物学、物理学、天文学まで、ありとあらゆる方法を駆使し、地球や宇宙の年齢を知ろうとした有名無名の人びと。ニュートンの珍説、ダーウィンやアインシュタインの致命的失態、地質学と物理学の大論争、スペースシャトルまでが登場する、壮大な西洋科学・精神史。
目次
始まり
かの主教と聖書
懐疑派の人々
変化と崩壊
神の力
内部の熱
時間の層
化石時計
せいてはことを…
この世の終わりは延期
時代を経た岩
星をみつめる
地平の拡大
虹を追う
時間が始まるとき
著者等紹介
ゴースト,マーチン[ゴースト,マーチン][Gorst,Martin]
イギリスのテレビ・ディレクター、ライター。「ディスカバリー・チャンネル」「チャンネル4」など、イギリス、アメリカ、カナダで、主として生物・地学関係の科学番組を提供
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
名古屋工業大学助教授
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