中国遊里空間―明清秦淮妓女の世界

中国遊里空間―明清秦淮妓女の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791759385
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0098

内容説明

豪奢な妓楼が軒をならべ、妓女たちが美しさを競い、煌びやかな才子佳人のエピソードと絢爛たる文化を育んだ南京の色町、秦淮。中国の文人はもちろん、谷崎や芥川をも魅了してやまなかった東洋随一の歓楽街を、膨大な資料と図版で現代によみがえらせる。

目次

日本文学の中の秦淮
土地の記憶―秦淮の前史
秦淮遊里の成立とその盛衰
秦淮散策
旧院妓楼一瞥
妓楼の人々
妓楼の遊び
秦淮の四季と習俗
妓女のコンテストと番付
秦淮名妓・遊客列伝
秦淮の文学

著者等紹介

大木康[オオキヤスシ]
1959年横浜生まれ。専門は、中国文学。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。広島大学文学部助教授などを経て、現在東京大学文学部助教授・同東洋文化研究所助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めぐみこ

0
色街と書店街が共生してたのにびっくり。しかし読んでいくとなるほどな…と思う。サブタイトル通り近世末にスポットを当てた書なので、もっと前、たとえば隋唐時代についてなども知りたくなった。2010/11/21

貴船綏子

0
前半は地理的な背景、後半に具体的な妓楼内の話と関連する文学作品の解説がされる。土地勘がないので、文中に出てくる地名が入った地図を巻頭に付けて欲しかった。全体を通じて、美しい文学的な遊郭像の描写が続き、生々しさや悲惨さの描写は全くない。絶対、こんな美しい世界だけじゃないだろ⁈って思うけど。男性の世界なので、女の自分が読むと浮世離れ描写とその美しさにも非常にアウェー感を感じた。2019/02/19

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