内容説明
クローン羊「ドリー」の誕生により、「クローン人間」も現実味を帯びてきた。各界を代表する専門家たちが一堂に会し、クローニング研究が引き起こし得るあらゆる問題を徹底的に討議する、「人類の未来」への羅針盤。
目次
序章 パンドラの話、庭園から実験室へ
生物学
法学
哲学
人類学
歴史学
結論に代えて 多様な危険
著者等紹介
アトラン,アンリ[アトラン,アンリ][Atlan,Henri]
医師、生物学者。複合性と自己組織化の理論を提唱。細胞生物学と免疫学、人工知能、生物学の哲学と倫理の各分野で活動。パリ第六大学・エルサレム大学の教授(生物物理学)。エルサレムのハダッサ大学病院ヒト生物学研究所所長。社会科学高等研究院(パリ)研究指導教授。国家倫理諮問委員会委員(生命と健康の科学担当)
オジェ,マルク[オジェ,マルク][Aug´e,Marc]
人類学者。アフリカの宗教・信仰・権力の諸現象を研究している。情報の世界規模化と普及という現代的問題に関する人類的研究を行っている。社会科学高等研究院(パリ)研究指導教授。1985年から1995年まで社会科学高等研究院校長
デルマ=マルティ,ミレイユ[デルママルティ,ミレイユ][Delmas‐Marty,Mireille]
法律学者。刑法・人権・比較法学・国際法が交わる領域を研究対象としている。パリ第一(パンテオン=ソルボンヌ)大学教授。フランス大学院会員(刑事政策と人権正教授)
ドロワ,ロジェ=ポル[ドロワ,ロジェポル][Droit,Roger‐Pol]
哲学者。研究テーマは一八世紀のヨーロッパ哲学の想像世界における東洋の表象。国立科学研究所の研究員。『ル・モンド』紙の定期寄稿者
フレスコ,ナディーヌ[フレスコ,ナディーヌ][Fresco,Nadine]
歴史学者。国立科学研究所の研究員。国立衛生医学研究所の第一五八施設内で、ヒトの生殖に関わる医療行為の制度化についての研究に携わる。反ユダヤ主義、歴史修正主義・歴史否認主義の起源と発展の研究者。『ジャンル・ユマン』誌の執筆委員
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