ケルトの精霊物語

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  • サイズ B6判/ページ数 410,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791758845
  • NDC分類 388.339
  • Cコード C0090

内容説明

風の妖精、緑の子供たち、お化け水牛と夢魔の馬の闘い、蛇の妖怪の変身、囚われの巨人、アーサー王をあの世に導く古き神々…異界に棲まうものたちとの、ときめきに満ちた出会いが呼び起こす、めくるめく恐怖とファンタジー。失われゆくケルトの伝承を魅力的な挿画とともに現代に甦らせた、珠玉の物語集。

目次

巨人
悪魔
妖精たち
海の妖怪
怪物
半人半妖怪
孤立した妖精と精霊たち
魔女、魔法使い、賢者のお婆さん
むかし昔の英雄たち

著者等紹介

カラン,ボブ[Curran,Bob]
生まれ故郷アイルランドのアルスターの学校を何の資格もとらずに卒業し、しばらく墓掘り、トラック運転手などをしていたが、やがてアメリカに渡る。ヴァンクーヴァーの先駆的なアングラ新聞「ザ・ジョージア・ストレート」のライターとなるが、その報酬はオフィスをベッド代わりにすることだった。アメリカ西海岸を南下する旅に出てカリフォルニア・サーフ・ロック・バンドでベースを弾き、カントリー・ロックの崇拝者の一派「ザ・テクサス・シットキッカーズ」に加わる。その後メキシコ、中南米、アムステルダム、ロンドンを経て北アイルランドに帰る。社会人大学生として“腰を据え”歴史と英語の学位を取り、教育心理学の博士号を取得。アイルランドおよびケルト神話に関する論文・講演・談話を手がけ大きな名声を確立する。現在は、教師である妻、若い息子、幼い娘とともにアントリム州に暮らす

ウィットソン,アンドルー[Whitson,Andrew]
ベルファストのアルスター大学で美術とデザインを学ぶ。現在、ケルト美術とイラストレーションの博士号を取るため研鑽を積みながら、画家として活躍、数多くの本の挿画を手掛ける。またレゲエ・ケルティック・スカ・バンド「ブレアグ」のメンバーとしても活動、著名なミュージシャンたちと共演している

萩野弘巳[ハギノヒロミ]
1933年生まれ。東京大学教養学科(フランス・国際関係論)を卒業後、NHK入社。パリ特派員を経て欧州総局長としてヨーロッパ滞在が長い。現在、長崎シーボルト大学教授。NHK部外解説委員。主著に『フランスとフランス人』『中東横断』『ドゴールの最期』。訳書にA・プーラ『フランスの民話』、Ch・ドラカンパーニュ『20世紀哲学史』(以上、青土社)他多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハルバル

8
ケルト文化園、アイルランド、ブリテン、スコットランド、ウェールズ、コーンウォール、そしてフランスのブルターニュに残された民話や伝説に残る妖精や英雄を特性ごとに詳しい解説を付けて紹介したもの。特に解説が興味深く、彼らがキリスト教布教以前からどれほど古い由来を持つかを知ることができて感慨深いものがあります。有名なアーサー王は元々ローマ軍のブリテン撤退後の暗黒時代に現れたローマケルトの軍事的指導者ではないか…、群れをなさない妖精の起源はゲニウス・ロキ(地霊)、鎮守神ではないか…など、この手の話は大好きです。2018/05/22

鷲見

1
聖ブリジットの鐘、ワイルド・ハント、ゲニウス・ロキ...こういう類の単語を聞いて心躍るわたしにはたまらない本でした。少々お値段は張りましたが^^; 解説+物語という構成もわかりやすかったです。 ゼノアの人魚の椅子の話も載っているんですが、人魚伝説って東洋西洋どちらにも伝わっているから面白いですね。2013/03/31

patt

1
ひとつのテーマ毎に、内容の濃い解説とそれにまつわる物語が載っています。特に物語部分は臨場感のある生き生きとした文体で描かれています。挿絵も素晴らしいものでした。2009/08/12

さな

0
挿絵が美しい。妖精の説明とそれが登場する話が載っている。始めは読みにくかった。しかしケルト神話を理解するには挿絵や説明、話が一冊でまとめられているのでオススメしたい。2013/03/18

halciondaze

0
日本で言えば、妖怪に纏わる民話の本に近い。しっかりした作りで理解しやすい。2010/04/02

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