内容説明
風の妖精、緑の子供たち、お化け水牛と夢魔の馬の闘い、蛇の妖怪の変身、囚われの巨人、アーサー王をあの世に導く古き神々…異界に棲まうものたちとの、ときめきに満ちた出会いが呼び起こす、めくるめく恐怖とファンタジー。失われゆくケルトの伝承を魅力的な挿画とともに現代に甦らせた、珠玉の物語集。
目次
巨人
悪魔
妖精たち
海の妖怪
怪物
半人半妖怪
孤立した妖精と精霊たち
魔女、魔法使い、賢者のお婆さん
むかし昔の英雄たち
著者等紹介
カラン,ボブ[Curran,Bob]
生まれ故郷アイルランドのアルスターの学校を何の資格もとらずに卒業し、しばらく墓掘り、トラック運転手などをしていたが、やがてアメリカに渡る。ヴァンクーヴァーの先駆的なアングラ新聞「ザ・ジョージア・ストレート」のライターとなるが、その報酬はオフィスをベッド代わりにすることだった。アメリカ西海岸を南下する旅に出てカリフォルニア・サーフ・ロック・バンドでベースを弾き、カントリー・ロックの崇拝者の一派「ザ・テクサス・シットキッカーズ」に加わる。その後メキシコ、中南米、アムステルダム、ロンドンを経て北アイルランドに帰る。社会人大学生として“腰を据え”歴史と英語の学位を取り、教育心理学の博士号を取得。アイルランドおよびケルト神話に関する論文・講演・談話を手がけ大きな名声を確立する。現在は、教師である妻、若い息子、幼い娘とともにアントリム州に暮らす
ウィットソン,アンドルー[Whitson,Andrew]
ベルファストのアルスター大学で美術とデザインを学ぶ。現在、ケルト美術とイラストレーションの博士号を取るため研鑽を積みながら、画家として活躍、数多くの本の挿画を手掛ける。またレゲエ・ケルティック・スカ・バンド「ブレアグ」のメンバーとしても活動、著名なミュージシャンたちと共演している
萩野弘巳[ハギノヒロミ]
1933年生まれ。東京大学教養学科(フランス・国際関係論)を卒業後、NHK入社。パリ特派員を経て欧州総局長としてヨーロッパ滞在が長い。現在、長崎シーボルト大学教授。NHK部外解説委員。主著に『フランスとフランス人』『中東横断』『ドゴールの最期』。訳書にA・プーラ『フランスの民話』、Ch・ドラカンパーニュ『20世紀哲学史』(以上、青土社)他多数
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感想・レビュー
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