内容説明
グローバル化する資本主義の到達点としての未来都市・ロサンゼルス。ユートピアとディストピア、理想主義と権力闘争が混在し、七色に変化する“水晶の都市”にアメリカの光と影が交錯する―SF的想像力と最先端の社会科学を駆使し、21世紀の社会像を見通す、全く新しい都市論。
目次
1 陽光か、ノワールか?
2 パワーライン
3 家からの革命
4 要塞都市LA
5 ハンマーとロック
6 新・告白録
7 夢のゴミ捨て場
著者等紹介
デイヴィス,マイク[Davis,Mike]
1946年生まれ。精肉工場の工員や長距離トラックの運転手などを経て、現在、ハワイに暮らしている。著述家
村山敏勝[ムラヤマトシカツ]
1967年生まれ。筑波大学文芸言語研究科博士課程中退。現在、成蹊大学文学部助教授。専門は英文学
日比野啓[ヒビノケイ]
1967年生まれ。東京大学人文社会系大学院英語英米文学専攻博士課程、ニューヨーク市立大学大学院演劇専攻博士課程卒業。現在、成蹊大学文学部講師。専門はアメリカ演劇・映画
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感想・レビュー
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ピリカ・ラザンギ
2
著者はまずロサンゼルスというものを「歴史的文化的蓄積がない」という。デベロッパー、資本家、労働者、ギャング、富裕層・・・のプレイヤーが急速な都市化と衰退を起こす。LAの権力は資本が握っているが中心はなく極端に分散し入れ替わりも多い。都市が抱える人種差別や貧困とギャング、急速に増えるラティーノと教会。ゲーデッドコミュニティ。巨大な組織の腐敗と支配(その結果できあがる都市のデザイン)が半ば怒りを持って書かれている。ちょっと読みにくいけど。2019/01/30
monel
0
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