内容説明
捕獲した獲物の肉を独占せず類人猿は、仲間に特にメスにどのように分け与えるのか。その高度な思惑と華麗な戦略が、脳の大胆な発達を促した―。人類の知性の起源をサルたちの狩猟と肉の分配行動に求め、画期的な問題提起をする話題のフィールドノート。
目次
第1章 消すことのできない刻印
第2章 「人間‐狩りをする者」とその他の話
第3章 類人猿の性質
第4章 鮮新世からの見解
第5章 狩猟民
第6章 ゴリラの中の幽霊
第7章 肉の家父長制
著者等紹介
スタンフォード,クレイグ・B.[Stanford,Craig B.]
南カリフォルニア大学助教授。専攻は人類学。アフリカ、アジアそして中南米で、類人猿やサルのフィールド研究を行う。近著に『チンパンジーとアカコロブス』
瀬戸口美恵子[セトグチミエコ]
国際基督教大学教養学部自然科学科卒業。京都大学理学博士。主なる訳書に、クルテン『霊長類ヒト科のルーツ』、ノレル他『恐竜の博物館』、ノヴァチェック『ゴビ砂漠の恐竜たち』(以上、共訳、青土社)ほか多数
瀬戸口烈司[セトグチタケシ]
1942年生まれ。京都大学理学部卒業。カンザス大学、テキサス工科大学大学院修了。京都大学理学部研究科地球惑星科学専攻教授。著書に『恐竜学』(共著、東大出版会)、『「人類の起源」大論争』(講談社)ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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