オスカー・ワイルド―長くて、美しい自殺

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791758678
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C1098

内容説明

『サロメ』『幸福な王子』から『獄中記』まで世紀末文学の精華に、ワイルドは己れの未来を予見し物語化を計った―。運命のシナリオの如く作品世界を実生活で演じきり、人生の絶頂と奈落を生き抜いたワイルドの真実とは。精神分析的手法を駆使した画期的な世紀末芸術論。

目次

第1章 『サロメ』―ワイルドの人生の終焉と、その発端において
第2章 病気とインスピレーション
第3章 手紙のなかのワイルド
第4章 『まじめが肝心』の弁証法
第5章 『獄中記』致し方のない死

著者等紹介

ノックス,メリッサ[Knox,Melissa]
1957年生まれ。米ニュージャージー州、セント・ピータース大学助教授。英文学研究。現在アナイス・ニン論を準備中

玉井〓[タマイアキラ]
1946年生まれ。大阪大学大学院修士課程修了。現在、大阪大学文学部英文科教授。著書に『トーマス・ハーディと世紀末』『批評の現在』ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikue

2
オスカーワイルドの作品はどれも好きだけど、一番は『ドリアングレイの肖像』かな2015/06/20

四ツ谷

1
自分が絵を見るようになったのがオスカー・ワイルドがきっかけで、それに影響された太宰治とか読むようになった。芸術はあなたにとって全くの無用なものなのです。花自身が咲くことと人が花を愛でることは全く関係ない。作品の誤解によって芸術は評価される。誤解して芸術を楽しみたい。芸術論の一冊。

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