内容説明
ダーウィンが本来的に目ざしていたものは何だったのか?従来の進化論解釈を超えて、ダーウィン思想の根幹にある「アルゴリズムのプロセス」「デザイン形成の論理」を検証・展開させ、21世紀のきたるべき生命論を示し、宇宙論そして倫理観までを導きだす。AI研究、ミーム説以降の成果をふまえ、異才デネットが到達した包括的理論の全貌。
目次
第1部 中間からのスタート(「どうしてかしら」;一つの思想が生まれた;万能酸;生命の系統樹;可能的なものと現実的なもの;デザイン空間における現実性の織り糸)
第2部 生物学におけるダーウィン流の思考(ダーウィンのポンプに呼び水を入れる;生物学はエンジニアリングである;質を求めて;がんばれカミナリ竜;控えめな論争)
第3部 心、意味、数学、そして徳性(文化のクレーン;ダーウィンに心を奪われて;意味の進化;皇帝の新しい心などの寓話;徳性の起源;徳性をデザインし直すこと;一つの思想の未来)
著者等紹介
大崎博[オオサキヒロシ]
1947年生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学。哲学専攻。早稲田大学・明治大学講師。著書『フランス哲学史論集』(共著、創文社)、『フランスの智慧と芸術』(共著、行人社)。訳書、グイエ『メーヌ・ド・ビラン』(共訳、サイエンティスト社)、レヒテ『現代思想の50人』(共訳、青土社)
久保田俊彦[クボタトシヒコ]
1961年生まれ。明治大学大学院文学研究科博士課程後期退学。明治大学文学部専任講師。英語学専攻。訳書『現代思想の50人』(共訳、青土社)
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感想・レビュー
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roughfractus02
ステビア
山像
Akio_Satake
gen