カバラ―ユダヤ神秘思想の系譜 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 450,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791758395
  • NDC分類 199
  • Cコード C1014

内容説明

ヨーロッパの根底に横たわるもの。西欧思想の根底に横たわるユダヤ教の伝承“カバラ”を、基本的な典籍『創造の書』や、また、『聖書』『タルムード』とならんで第三の聖典ともいわれる『ゾハル』によって解き明かし、情念と信仰の象徴体系として、ユング、フロイトにまで受けつがれて、現代精神医学成立の根拠ともなったその内的宇宙を検証。

目次

第1章 カバラの起源
第2章 創造の書
第3章 預言者たち
第4章 光輝の書
第5章 カバリストの系譜
第6章 カバラと現代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

6
ユダヤのカバラ思想がどのように発展してきたかについて。巷にあふれているカバラは著者がいうところの「世俗的カバラ」であり、著者が調べこの本にまとめているのは「実践的カバラ」である。そのカバラは神秘思想に関係してラビたちが苦難の歴史から神の真理に触れるための体系をいかにして作り出してきたかを述べる。興味深かったのが心理学がユダヤの思想に影響を受けているという点。これについては別の本での指摘を読んだ記憶があるが、著者の当時の現場でこれほどユダヤ人が学者として活動していたとするとまだ現在でも影響下にあるのだろうか2013/09/07

ヴェルナーの日記

5
カバラは、ユダヤ教における神秘思想の一つですが、本作はユダヤ民族の歴史という視点から、その思想(カバラ神秘思想)が形成されるまで、重要な役割を果たした人物の紹介や、事件を通し、カバラについて著述している。 内容が、旧約聖書(特にモーゼの五書)等の引用が多く、これらの文献を一通り目を通しておかなければ、比較考察ができないという専門性を帯びている。 ただ、カバラはユダヤ民族迫害という歴史の連続で、常に所を追われていく中で形成されていった彼らの叡智とも言われるものだろうと感じる。2012/11/21

mochi_u

3
ユダヤ民族の歴史に沿ってシメヨン・ベン・ヨハイさまからフロイトさんやユングさんに至るまで、様々な人物の生涯や功績を紹介しながら、カバラの思想の移り変わりを紹介しています。ユダヤ教に関連することなので、当然のことながら旧約聖書から多数の引用が出てきますので、この辺りの知識を蓄えてから読んだ方がよかったかな、と思いました。実際の知識に触れているところもありますが、資料としては概要を知る為の本という印象です。2014/02/27

ハムりん

2
難しかった2023/02/23

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