内容説明
明治以来、怪奇映画のすべてがここに。四谷怪談、牡丹灯籠から化け猫映画、妖怪百物語、吸血鬼ゴケミドロまで、明治以来の日本の怪奇映画を通覧し、台本、批評、ときに画面の細部にまであたりながら怪奇映画の本質と描写の特徴を把握。歌舞伎や外国映画からの影響、怪奇映画列伝、明治大正期作品一覧、七百本余りの詳細フィルモグラフィ、年表まで、空前の怪奇映画大全。
目次
第１章 彼岸の確信―映画が描いた超自然
第２章 魔も細部に蠢く―装飾小類典
第３章 歌舞伎から銀幕へ―明治大正期展望
第４章 巡り巡る物語―怪談の定型
第５章 綾なす朽縄―「四谷怪談」細見
第６章 紋章は頽唐―十三人への頌辞
第７章 影を召還する―資料篇１
第８章 また、森へ―資料篇２
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