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内容説明
山のかなたにある財宝探しから、空飛ぶお姫さまの華麗な冒険物語まで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彩菜
19
表題の「黄金の川の王様」が素晴らしいな。夕映えを黄金色に照りかえす様から「黄金の川」と呼ばれる美しい川、「その川の源に聖なる水を三滴落とせば、その者にとって川は黄金に変わるだろう」という予言に導かれ少年は川の源を目指します。幾多の試練、三滴の聖水、そして少年が見たのは川が黄金に変わる姿ではなく…。不毛の土地に芽吹く緑が目に眩しい。宝島に金羊毛、竜の守る地下の宝…昔から今に至るまで沢山の勇者が様々な宝を探しに行くけれど、彼等が本当に探しているのは、こうした黄金色に輝く生命の力なんではないだろうか。2021/11/08
relaxopenenjoy
9
①チャールズ・ディケンズ 魔法のさかなのほね 1869、②ジョン・ラスキン 黄金の川の王さま 1851、③エドワード・リア 世界一周した四人の子どものおはなし 1866、④フォード・マドックス・フォード 空飛ぶお姫さま 1896。 ヴィクトリア時代の作家の童話。挿絵も良い(うろ覚えだが、②は著名な作家(失念)の親戚、③はご本人の味のある絵)。③と④が特にワクワクして面白かった。②は3匹のこぶたとか、イワンのバカとかとも通じる「3兄弟もの」。2022/12/15
ねっしー
7
『魔法のさかなのほね』ディケンズ:七歳の女の子が書いたという設定の物語。周りの大人たちの考察とこうなって欲しいという願望が垣間見えておもしろい。『黄金の国の王さま』ジョンラスキン:三人兄弟の末っ子がいい子で、正義は救われるという定番な童話。『世界一周した四人の子どものおはなし』リア:それぞれどこかの国の風刺なのかと思っていたのですが、風刺ではなくパロディだったのですね。なんだか気味の悪い話と絵でした。『空飛ぶお姫さま』フォード:ディズニープリンセスを観たような読後感。お姫さまとこうもりが素敵です。2015/08/14
なつ
5
『魔法のさかなのほね』ディケンズ:七歳の女の子が書いたという設定の物語。周りの大人たちの考察とこうなって欲しいという願望が垣間見えておもしろい。『黄金の国の王さま』ジョンラスキン:三人兄弟の末っ子がいい子で、正義は救われるという定番な童話。『世界一周した四人の子どものおはなし』リア:それぞれどこかの国の風刺なのかと思っていたのですが、風刺ではなくパロディだったのですね。なんだか気味の悪い話と絵でした。『空飛ぶお姫さま』フォード:ディズニープリンセスを観たような読後感。お姫さまとこうもりが素敵です。2015/08/14
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