内容説明
音楽の霊感にとりつかれた少年時代の記憶から、鮮烈なスカラ座デビュー、「ウェスト・サイド・ストーリー」制作秘話、マーラーへの深い共感、ベルリンの壁コンサートにかりたてた真摯な平和への希求まで、音楽に人生を捧げたバーンスタインのすべて。80年代半ばから死の直前までつづけられたインタヴューをまとめた、貴重なドキュメント。
目次
1 少年時代と初期の音楽体験
2 「マエストロ、カラスさんですよ!」
3 作曲の技法
4 指揮の技法
5 グスタフ・マーラー
6 自由への讃歌
7 「いいえ、もう指揮はしないでしょう!」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みさと
4
バーンスタインがインタビューに答えてその人生と語る。親の望んだ道とは違う音楽に生きることを志した少年時代。ピアニスト・作曲家・指揮者と多彩な活動をなしたレニー。まだマーラーが人々に知られず理解されていなかった頃から彼の作品を愛し、積極的に紹介したレニー。「私は音楽のために生きている、それで私には十分です。」「音楽は私の生命であり、私の生命、それは音楽です。」最後の頁、レニーは自分の死を予感しながら語っている。胸が締めつけられる思いだ。そして、その通り彼は逝ってしまった。レニー、あなたは本当に輝いていた。2022/03/14
K-Sec
1
バーンスタイン晩年のインタビュー本。昔読んだ読み直し。少し古い本のため、表現委が平易でない部分有。 バーンスタインが若いインタビュアーに対して、音楽や種々の題に対して語っている。指揮者の部分が面白い。若い時に読んで大いに影響を受けた本。今見ても良いものだった。2020/09/03
atomos
1
エンリーコ・カスティリオーネによるバーンスタインへのインタビュー録。率直な言葉からバーンスタインの温かさが伝わってくる。マーラーについて語っている箇所が素晴らしい。しみじみと読んだ。2010/06/11
よよよ4
0
20世紀を代表する偉大な音楽家の一人であるバーンスタインの対談集。間近に迫った死期を前に、自らの人生と奏でてきた音楽、様々な作曲家や音楽そのもの、そして人間への愛を率直に、初心者でもわかりやすく語ってくれています。特に第5章は、今まで正直全く理解できなかったマーラーの音楽の最高の入門書になりました。実際に交響曲第9番最終楽章を聴きながら読みましたが、とても幸せな読書体験ができました。今は聴いても不安を掻き立てられるような不穏な気持ちになるだけですが、いつかちゃんと理解できたらいいなあ・・。2012/05/17
ゆうちゃん
0
バーンスタインは僕の好きな指揮者の一人なので、大変楽しく本書を読めた。バーンスタインを知らない人も、へぇー、こんな人も世界にはいるんだなと新鮮な気持ちを持てる本。2012/01/05
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