歌舞伎をつくる

歌舞伎をつくる

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 331p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784791756865
  • NDC分類 774
  • Cコード C0074

内容説明

舞台裏をぜんぶ見せます。極彩色の虚構を生む、仕掛けと緻密な論理。奇抜なからくり、豪華な大道具。観客の目を奪う完全なる虚構の世界はいかにして生み出されるのか。空前絶後の顔合わせによる徹底討議。

目次

東海道四谷怪談―ケレンの効果絶大、歌舞伎のサービス精神
仮名手本忠臣蔵―役者も裏方も知ってて当り前、だからセリフにも道具にも記録がない
歌舞伎十八番―江戸の花『助六』の傘は引手茶屋から贈られた
所作事(舞踊)―鷺娘が今のようになったのは、パブロアの『瀕死の白鳥』の影響
夏狂言―水芸・早替り・宙乗り…、夏狂言はケレンの宝庫
和事―芸は一代、型を遺さない上方芸
加賀見山旧錦絵・加賀見山再岩藤―蝶を追って客席をフワフワ、宙乗りの仕掛けとは
盲長屋梅加賀鳶―胸のすく威勢のよさ、江戸風俗を写実的に描く
白浪五人男―青砥稿花紅彩画―舞台上の錦絵を生む大道具大仕掛け

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆらゆあん

0
歌舞伎役者と大道具等裏方、評論家などによる1970年頃におこなわれた座談会。仕掛けや小道具、役者の心構えなど細かに語られていて興味深い。まだまだ知らない事がたくさんありすぎます2012/05/29

みつひめ

0
歌舞伎の近代化のなかで見失われた「もう一つの楽しさ」を伝えようと企図された座談会をまとめた一冊。「道具も芝居をする」と言われる歌舞伎の楽しさが伝わってきました。今ではほとんど上演されていない演目もいろいろと登場して、物理的な問題点をクリアするのは大変でしょうが、こんな楽しそうなお芝居、見てみたいなぁ〜と。そして、広い意味でのそうした「仕掛」を考えた先人の方々に敬意を表します。2011/08/19

tkm66

0
資料1999/06/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1183982
  • ご注意事項

最近チェックした商品