アーサー王伝説の起源―スキタイからキャメロットへ

アーサー王伝説の起源―スキタイからキャメロットへ

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  • サイズ B6判/ページ数 479,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791756667
  • NDC分類 388.33
  • Cコード C1020

内容説明

ながらくケルト起源とされてきたアーサー王伝説に、スキタイ起源というまったく新しい角度から光をあて、主要なストーリーがスキタイの末裔オセット人の伝承に類似していること、円卓の騎士たちの名前の語源についての新事実など、歴史学・文献学・比較神話学の知見を駆使し、詳細な考証によって、アーサー王伝説の起源を塗りかえる、大胆な仮説の書。

目次

第1部 文化的・歴史的背景(北東イラン語族―スキタイ人、サルマティア人、アラン人、そしてオセット人)
第2部 人物(アーサーと「サルマティア・コネクション」;ランスロットと「ロットのアラン」;騎士とナルトたち;女性、水、そして戦士)
第3部 主題とイメージ(石に刺さった剣;蛇のイメージ)
第4部 聖杯(聖杯、アヌーヴンの釜、ナルタモンガ;アラン人と聖杯;聖杯の守護者たち)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

asiantamtam

1
アイルランドに行ってから、ケルトとかアーサー王とかに興味がさらにわいてきたので読んでみた。ランスロットが実は北東イランからやってきたアラン人のことで、ケルトとは違うというのに衝撃を受けた。今知られているアーサー王伝説には、昔の物語によくあるように後付け設定がかなりあるらしい。しかしながら自分の浅い知識ではこの本は難解すぎて、なかなか頭に入ってこなかった。2017/05/31

HANNA

0
ケルトとアーサー王と中央アジア史に興味があったので、斬新な新説(本当かどうかは別として)がおもしろかったです。2017/05/01

Takayuki Yoshida

0
アーサー王の起源に関して大胆な説を唱えていて、ずっと読みたかった本!2013/12/23

宵子

0
オセチアの「ナルト叙事詩」研究には欠かせない本。2004年に公開された「キングアーサー」の元ネタとも言える。ただし、あの映画のアーサー=アルトゥリウスは、実際はアーサー王伝説の舞台よりも二世紀くらい前の人らしい。スキタイの末裔及び後続であるサルマタイとアランが、どのように関わったかを知るにはとても良い資料と言える。ただし、著者も?訳者もケルトが専門であるせいか、「ナルト叙事詩」のところで誤訳っていうか明らかに間違っているところがある…どういうことなの。

たかとう

0
2004年の映画『キング・アーサー』を見て、アーサー王伝説のモデルとなった人物のことが知りたくなり手に取った。アーサー王伝説がケルト神話でなくスキタイ起源というのがなかなか面白かった。2010/09/10

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