インターコース―性的行為の政治学

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インターコース―性的行為の政治学

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  • サイズ B6判/ページ数 337,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791756254
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C1010

内容説明

「自由なる性愛」の神話を破壊する。女性にとってセックスとは何か?愛と共有と恍惚の行為か、父権制社会が捏造した権力装置か。現代アメリカを代表するフェミニストが、性行為の実態と古今東西の性描写を分析し、性交がもたらす差異化の真実を描き出す。

目次

第1部 男性が作りあげた世界の中でのセックス(嫌悪;皮膚の喪失;烙印;共有;所有)
第2部 女の状況(処女性;占領と結託)
第3部 権力・身分・憎悪(法律;汚れと死)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒナコ

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トルストイ、安部公房、アイザック=シンガーなどの文学作品、またジャンヌ=ダルクの史実解釈等を批評しつつ、女性における抑圧状態の原因の追求が本著で繰り返される。セックスという男性の境界侵入によって、女性の身体というプライヴァシーが侵害されるという現象が、女性抑圧の唯一の原因に還元されているが、肉体的な現象がなぜ市民権にまで影響するのか具体性は乏しい。プライヴァシーの観点からすればポルノは女の身体が社会化され(私的所有を超えて)共有されるという意味で、著者の意図に反して両義的に論じられていれのは興味深い。2017/03/31

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