内容説明
堕天使ルシファーの反逆の光が照らす三つの道―自由・愛・詩―が交錯し、ただ一つの星のように輝く。『狂気の愛』の「稲妻のきらめき」に導かれたパスが、ブルトンとシュルレアリスムに捧げる頌歌。30年代パリや亡命の地メキシコ。熱狂に鼓舞される偉大な作家たちの笑像が蘇る。
目次
1 三極の星―シュルレアリスム
2 インスピレーションと自動記述
3 ロマン主義とシュルレアリスム
4 アンドレ・ブルトン、あるいは始原の探求
5 循環する詩(全般的な方向喪失のために)
6 星座―ブルトンとミロ
7 物言わぬ詩と物言うオブジェ
8 明けの明星
9 アンドレ・ブルトン―霧と稲妻
10 これとこれとこれ