内容説明
熱帯カリブに浮かぶフランス領マルティニックの中国系移民は、何語を話すのか?植民地以後の世界ではクレオール(言語・文化の混血性)こそが常識。ハワイ、ブラジル、ニューメキシコ、アリゾナ、タヒチ…混血地帯に移り住み、旅をし、北の「帝国」のゴシップを南の「植民地」の言葉へと解体してゆく文彩の戦い。
目次
熱帯フランスの旅
アメリカの大地の教え
夢の気圏
感覚の列島 舌・肌・耳
歩み去るかれらの残像
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gu
9
文化の、人種の混血、旅、越境、支配の論理のカウンターとしての「南」の顕揚。数々の著作で管啓次郎が語ってきたことは、概ねこれらのキーワードと関わっている。その著作の特異さ(と魅力)は形而上学と身体性の共存にあるのだと思う。現代思想と「地水火風」が結びつく。2017/04/12
ユ-スケ
2
図書館の処分本だったが当たり! 博識と文学的表現が合わさって頭が混乱したが、読み応えアリ 処女作「コロンブスの犬」より読みやすかったし でもなんか表現の仕方が鼻につくのだよなああ・・2020/10/26
kana0202
0
海岸と、砂漠と、どこからきたのかよくわからない、あいつとあいつと、ジョークを交わしながら。2021/03/03