内容説明
アダムが食べた知恵の木の実とは何だったのか。聖書や『リグ・ヴェーダ』などに書き記されたキノコ。練金術の最終段階で捏造する物質「哲学者の石」の正体キノコ。だれもが書かなかったキノコと宗教、練金術との関係を鮮やかに描き出し、宗教史に新たな視点を提示する。
目次
1 燃える柴の周りで
2 神酒を飲む者たち
3 ベニテングタケ
4 奇妙な証拠
5 矮人の太陽神
6 赤目の咆吼者
7 エデンの秘密
8 古代イスラエルの預言者たち
9 生ける水と生命のパン―イエスの物語
10 神を知る者たち
11 神秘の聖杯
12 エリクシル―練金術の秘石
13 芸術家の共謀?
14 天国と地獄