フロイト・人種・ジェンダー

フロイト・人種・ジェンダー

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  • サイズ B6判/ページ数 413,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791755165
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C1010

内容説明

人間は、つねに、自己と他者をカテゴライズする。その最も手近なカテゴリーが人種とジェンダーだ。世紀末のヨーロッパでは、医学や生物学のデータでさえ、ユダヤ人を特異化し、差別化した。科学者として同時代の知を共有し、ユダヤ人として差別に苦しんだフロイト。その葛藤が、抑圧の理論として、フロイトの心理学を生みだした。豊富な資料で描く精神分析学誕生の現場。

目次

序章 フロイトのユダヤ的アイデンティティ
第1章 ジークムント・フロイトと人種認識論
第2章 ユダヤ人男性の身体
第3章 ユダヤ人・狂気・ジェンダー
終章 癌と反ユダヤ主義

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

路雨

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「実際、「娼婦」と「青踏」が不安を煽るような女性の側面を象徴していったように、割礼を施されたユダヤ人は、不安を掻きたてる男性の象徴となった。制御不可能な世界が投射されることによって出来上がったイメージ、アーリア人の統合性を脅かすイメージとして、ユダヤ人は本質的に「悪い」ものとなったのである。」2025/07/01

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