内容説明
ハイテク臨海副都心、ドゥルーズの自殺、ゴダールの映画、オウム真理教事件など、ポストモダンの帰結はどれもが新しい。けれどその新しさが直ちに、なつかしさに転じてしまうのはなぜか。メディアとテクノロジーが生んだ未来への郷愁の影にひそむ「死」―ツェランが生き、フーコーが見いだし、坂本龍一が歌った「死」によって、知・身体・女性の現在を照射。
目次
薔薇色の死
ポストモダンの死の条件
器官なき死体
女と男の死ぬ舗道
ここは地の涯て
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっさん
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マンガ・SF・映画などで何十年も見てきたテクノロジーが実現した時の既視感は強く、むしろノスタルジーすら感じるという主旨の表題の「序」は書き下ろしでそれ以外は色々な雑誌のコラムをまとめたもの。最近の新書と比べると難解だなぁ。「序」はかなりしっくりきたけど。香山さんがプロレスファンなのはよく分かりました(笑)2012/09/22
1977年から
0
1998年
sumomo
0
私には少し難しかったけどおくが深くて新しい知識がすえたような気がした。カラオケの大切さがわかりました((笑))2011/12/23