内容説明
ヨーロッパ世界にとって「東洋」は奇態な怪物の跋扈する辺境であり、また、真理の秘蹟の隠される楽園でもあった―2000年に渡る神話・伝承・芸術作品を渉猟して描き出すヨーロッパの「疎外の精神史」。
目次
旅への誘い
最古の民・最果ての怪異
遍歴する賢者たち
秘教の解釈学
隠喩としての歴史
世の終りと帝国の興り
東の黎明・西の夕映え
終末のエルサレム
楽園の地理・インドの地理
秘境のキリスト教インド帝国〔ほか〕
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