内容説明
活字文化は何処へ行く。電子技術の進歩は、グーテンベルク以来の大きな文化的変容をもたらしている。オンラインに走り、書物からスクリーンに乗り換えるとき、そこでは、何が与えられ、何が失なわれるのか。文学を成立させてきた個人主義や、最も深い価値のいくつかが、そこで、そこなわれることはないのか。ハイパーテキスト、マルチメディアの出現によって変貌をとげつつある文化と文明の未来を問う、問題の評論。
目次
序論 読書戦争
第1部 読書する自分
第2部 エレクトロニクスの黄金時代
第3部 臨界質量三つの瞑想
結尾 ファウストの契約
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