内容説明
人類はどのようにして進化してきたのか。われわれはどこに向かうのか。古生物学のさまざまな見解を俯瞰しつつ、化石証拠にもとづくもっとも基本的な立場から、霊長類の進化の歴史を概観し、きたるべき人類の姿を提示する。ヒトの起源とヒトの未来の壮大にして凝縮されたヴィジョン。
目次
人類とわれわれ
長い物語を簡単に
原猿類―種類と傍系
アフリカ―原始のヒト？
「中新世の貴婦人」
分かれ路
ホモ以前のヒト科
動物とヒト
猿人
ヨーロッパの氷河時代の人類〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろくた
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純粋に色々なものを知りたくて図書館で借りたもの。約30年前の書籍なので情報は古いかもしれないが、あ！ここ地学の教科書で見た部分だ！など楽しめて読めた。現代の人類のルームはなんなのかという所が熱く書かれていたので、集中して読んでいたよ。最後の「われわれとわれわれの世界は、過ぎ去った過去何百年間と同様、現在、絶え間なく変化する状況下にある。歯止めはないし、曲がり角もない。時の矢は急ぎ続ける」という言葉を、頭に入れていたら、少し有意義に生きられるかもしれないと思う。2018/11/08
