江戸異端文学ノート

江戸異端文学ノート

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  • サイズ B6判/ページ数 397p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791752492
  • NDC分類 910.25
  • Cコード C1095

内容説明

これは松田修個人版江戸百科である。江戸のすべてである。書き溜めたエッセイの総動員である。

目次

1 幻のルネッサンス―元禄への胎動(中世から近世へ―時空意識と文学意識;芭蕉・さび色の世界―風狂の超克;伝統と異端―『好色一代男』、もう1つの読み方;猫の都市学―西鶴の場合)
2 江戸芸文マルチプル(敗北としての説話文学;詩歌における近世;民謡、ことばと表現;川柳―賭博詩への道;落語の思想;落首精神の黄昏;歌舞伎以前の可能性―「天竺」の意味するもの;組織論としての忠臣蔵)
3 盛期メタボリズム―あるいは逃走する作家たち(『風流志道軒伝』の場合―平賀源内のS・F的手法;鶴羽の者よ―風土と性愛;逃亡の文学―上田秋成;江戸が非江戸におじぎする旅―『東海道中膝栗毛』)
5 爛熟のエステティック(粋と伊達の美学―近世的美意識の変相;若衆美と野郎美―麦の穂の青き豪奢の道;遊女―聖と俗のデュアリズム;不具の構造・畸型の美学;性愛の抵抗―その可能性の系譜)
5 バロキスム―化政期から幕末へ(鶴屋南北変化相―無化の極相;奇人未遂・鶴屋南北;南北と馬琴―色悪はいかに造型されたか;呪術師馬琴―動乱期の降霊秘儀;裁きの責任―馬琴の1つの読み方;黙阿弥の世界;江戸は近代を孕んだか)

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