内容説明
同性愛、サディスム、マゾシスム、少女愛、フェティシスムなど、人はなぜ異性愛とは異なる欲動をもつのか。性倒錯の基本構造を、現代精神分析学の最新成果を駆使し明快に分析する―。日本初のラカン学派による性倒錯構造論。
目次
第1章 男と女―性別の論理式
第2章 男性同性愛の病理
第3章 女性同性愛の病理
第4章 フェティシスムの病理
第5章 死の構造―マゾシスムと死の欲動
第6章 サディスムの病理
第7章 少女愛のアヴァタール―ルイス・キャロル論
第8章 「クルマ好き」の精神病理―日本人とフェティシスム