内容説明
イギリスの外交官として、幕末から明治にかけて二十数年日本に滞在し、日本の文学や歴史について厖大な研究をのこした著者が、日本に固有の民俗的信仰の体系であり、またフォークロアの宝庫でもある「神道」を、当時の貴重な資料や伝承・儀礼・風俗などにもとづいて、比較宗教学的方法で精緻に記述した〈幻の名著〉。
目次
第1章 神道研究の資料
第2章 一般的特徴―人格化
第3章 一般的特徴―人間の神格化
第4章 一般的特徴―神の機能
第5章 神話
第6章 神話的な物語
第7章 パンテオン―自然神
第8章 パンテオン―人間神
第9章 聖職
第10章 礼拝
第11章 道徳、法、清浄
第12章 儀式
第13章 呪術、占い、霊感
第14章 神道の凋落、その現代の分派
付録 『日本紀』について