内容説明
最新のデータと挑発的な仮説。人間と動物、臨床と実験、神経学的アプローチと心理学的アプローチを統合する新しい視座。医家、医学生はもとより、行動科学、言語学、哲学、美学、教育学等にたずさわる研究者必読の書。
目次
聴知覚の障害(解剖学的・生理学的考察;錯聴と幻聴;皮質聾と他の聴覚障害;聴覚失認)
体性感覚障害と身体認知障害(体性感覚系;身体認知と身体失認)
記憶の障害(記憶の一般的障害―健忘症候群;特殊な記憶障害)
前頭葉の病変による障害(動物実験;人間の病理からのデータ)
大脳の可塑性と機能の回復(再組織化と交換;再生;多段階破壊;未成熟な脳の損傷;機能回復の限界)
結論(大脳の機能局在;大脳優位)