幻想としての経済

幻想としての経済

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  • サイズ B6判/ページ数 314p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784791750665
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C1030

内容説明

なぜ人間は過剰な生産と過剰な消費を追いかけるのか。呪術・エロス・象徴・タブー・無意識など、人類の深層に横たわるものを交換・互酬・分配など経済行為の核心にかかわるものとしてとらえ、根源的な視点から、経済学の再構築をはかる画期的な視座。

目次

経済人類学序説(幻想としての経済)
経済人類学の方法(実在と象徴―経済人類学の基礎概念;聖なるものと経済)
貨幣のエロティシズム(貨幣のエロティシズム;貨幣と人体)
制外者の幻想(同性愛の経済人類学;ポルノグラィーと魔女―性的タブーの歴史的・人類学的考察)
経済人類学は解読する(失われた千年王国とアメリカ―日米経済摩擦と文化のパラダイム;病にかかった江戸時代;市場社会への迷い道―ヨーロッパと日本はなぜ病気になったのか)
遠視のなかの経済人類学(経済人類学の世界;精神のエントロピー;可視の構造と不可視の構造―マッハとポランニー)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIRACLE

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筆者の専門分野である経済人類学に関する13の論文を収録した本。労働・交換・貨幣・市場などの経済学のキーワードについて、ポランニーの経済史学をもとに、自己流の解釈を試みた思想書だ。まず、経済学は現代の経済活動を説明するモデルを、構築してきた。一方、太陽は地球に莫大なエネルギーを届け、その過剰によって、地球上の生命は生存している。そこで、筆者は人間の経済活動を、人間が生み出す過剰をいかに処分(するか=消費)、という点から従来の議論を批判的に考察する(16頁)。経済人類学の名を騙る、自己流の経済論。文章も拙い。2013/03/17

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