内容説明
暴力は、人間の根本的な存在様式である。力を原理とする世界は、スケープゴートを生む。貨幣や支配者が、賤あるいは聖として排除されるのは何によるのか。相互に滲透し共振し合う暴力と理性のダイナミズムを探り、近代的理性に反省を迫りつつ、人類学的方法を普遍的社会理論へと止揚する、力の自然史。
目次
第1部 理性と暴力(暴力の本性;理性と暴力;全体化に抗する理性;批判の原理としての第3項)
第2部 排除の構造(第3項排除効果;排除の構造)
暴力は、人間の根本的な存在様式である。力を原理とする世界は、スケープゴートを生む。貨幣や支配者が、賤あるいは聖として排除されるのは何によるのか。相互に滲透し共振し合う暴力と理性のダイナミズムを探り、近代的理性に反省を迫りつつ、人類学的方法を普遍的社会理論へと止揚する、力の自然史。
第1部 理性と暴力(暴力の本性;理性と暴力;全体化に抗する理性;批判の原理としての第3項)
第2部 排除の構造(第3項排除効果;排除の構造)