現代思想 〈2023 9(vol.51-1〉 特集:生活史/エスノグラフィー

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  • サイズ キク判/ページ数 254p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784791714513
  • NDC分類 105
  • Cコード C9410

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

二人娘の父

3
生活史とは、一体なんなのだ?ということを、岸政彦という人物に出会ってからずっと考えてきたが、まだまだ「分からない」。というよりも、まだ自分の言葉として表現できない。もちろん私は学者でも研究者でもなく、ただの本好きなおじさんなのだが、自分が魅かれたものを言葉にできないもどかしさをずっと抱えている。収録されている文章は、ほぼすべて面白かった。という感想でいいのかは、いまだに答えが分からない。でも面白い。2023/12/01

バーニング

1
石原真衣と鈴木涼美のエッセイを面白く読んだ。二人ともオートエスノグラフィーと言っていいような背景がある中(ただ鈴木はそうした当事者性をうまく交わそうとする)で自分が書くことにどういう意味があるのかを掘り下げていて興味深い。鈴木涼美はやや軽い言説が批判されがちだが、彼女には彼女にしか書けない文章があるはずだし、それをちゃんと「読む」こともまた読者に求められているのかなと思う。良い読者であれ、悪い読者であれ、まずちゃんと読むことの意義。2024/09/18

2n2n

0
実話怪談に関する記事(吉田悠軌『誰が誰の話を誰に語っているのか 複数の声が紡ぐ「実話怪談」という運動』)が面白かったんで、この記事だけはじっくり読んだ。実話怪談とは、体験者自身も不可解に思っている話であり、聞き手・読み手による勝手な解釈はいくらでも可能である。そして実話怪談は発表するだけでは完結せず、その後の考察の語り合いもまた怪談行為の重要な一部である。「作家」「作品」という概念が曖昧で、聞き手・読み手による内容の微調整も許されていることも、実話怪談の特徴の一つ。(続く)2023/10/08

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