出版社内容情報
4月の定点特集で、教育関係者・大学生協での実売が伸長する特集。今年は「奨学金問題」「高学歴ワーキングプア」など問題化する教育と金に関する喫緊課題を照射する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
38
斎藤美奈子氏によると、1998年が「格差社会元年」という(34頁下段)。大内祐和氏によると、若年層の非正規化は、90年代前半からすさまじい勢いで進んでいきます(39頁上段)。高卒労働市場が決定的に劣化していますから、勉強に対する動機づけの困難は中学校段階まで広がっています。高校入試があるにもかかわらず、かなりの生徒が学習時間ゼロというデータも(40頁中段)。諦めの低年齢化が進み、小さい頃から学習への意欲を持たない子どもや、大学に行かせない親が層として登場(41頁中段)。2017/06/23
とよぽん
6
現代思想2017年4月号、斎藤美奈子+大内裕和の対談をはじめ、新学習指導要領、部活動、子供の貧困、教科書などの論考に鋭く深いものを感じた。そう、教育は誰のものか? 今の日本の教育は、果たして、子供のため、学びたい人のためのものであろうか? 2017/08/02
中野盛太郎
3
濃いよ(=゚ω゚)ノ知ってる教育長さんにも是非読んで欲しい(笑)2017/04/14