感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルテン
9
日本の精神医療について。特にオープンダイアローグと当事者研究に焦点を当てた論文が多かった。恥ずかしながらオープンダイアローグを本書を読むまで知らず、興味を持った。セイックラの本を読んだことがないので、実際それはどのようなものか、実践してどうなるのかは分からない。統合失調症以外の「問題」(当事者の抱える問題)に応用の効くものであれば面白いと思う。2016/10/19
バーニング
0
オープンダイアローグの話は面白かったがまだまだよく知らないところでもあるので、日本に輸入した斎藤環の話をどこまで聞いてしまっていいのか、という留保は個人的に必要な部分。ただ、当事者研究と比べて社会に返す、戻す営みを重視している点は個人的に評価したいと思う。(当事者研究が社会と距離があるから悪いというよりは、あくまでアプローチの差異だと受け止めた)2020/10/08