出版社内容情報
いま再びの最盛期にあるボーカロイドシーンにてひときわ複雑かつポップな音楽性で最先端を切り拓き、インディーミュージックの最深部へと潜り続けるいよわ。歌唱のみを人間ならざる少女が担い、楽曲制作からミュージックビデオの作成に至るまでの全工程をたったひとりで完結させることで造られる美しい箱庭、その過度に破滅的・理想的な風景がわたしたちを誘惑している。「IMAWANOKIWA」「1000年生きてる」「きゅうくらりん」から「熱異常」、そして「一千光年」へ。近年のボーカロイドシーンの様相を見渡しつつ、いよわ固有の作品世界に迫る特集号。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mtht
6
そういえば読みました。僕はいよわの音楽に賭けているところが大きかったので嬉しいです。リリックしか分からないので考察はそこに寄ることになるのですが、俺が求めるような言説がなくて少々悔しかったです。2024/10/21
jinjin ojin
0
原口沙輔氏のいよわ評が最高。感情を曲に表すことの難しさを最先端で感じている方の言葉の説得力。自分と対話し続けることの辛さ。噛みしめながらいよわ曲を聴いていこうと思う。2024/11/24
文化
0
いよわ特集。考察について考察する木澤佐登志の批評が良かった。2024/10/04
藤田桜
0
面白かったー! 昔の曲にもライトが当てられていて、色んな筆者さんが色んな角度から鮮やかな手腕で見ていくので「今度じっくり聞き直してみよー!」と思えました。 文芸誌なのでちゃんと批評っぽい文章が多い。読み応えがありました。 いや、買ってよかった。また読み直せるので。2024/10/02