出版社内容情報
マンガ家近藤聡乃のデビュー20年間の軌跡を特集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
103
「A子さんの恋人」でファンになった近藤聡乃さんの特集号。漫画家でもあり、アニメーション作家でもあり、アーティストでもある近藤さんについて色々な人が漫画や詩、エッセイなどを寄稿している。中でも、これまた好きな作家の川上弘美さん、柴田元幸さんとの対談は楽しみながら読んだ。最も影響を受けたのがさくらももこさんだというが意外なようで、でも不思議な親しみ易さという点でなるほどと。作品解説では自己像のズレという言葉が印象的。「A子さん~」にも当てはまり、他の作品も含めて近藤さんの世界観の根底にあるものなのだと思えた。2021/03/10
skr-shower
3
他地区図書館本。コミックエッセイも好きだが、カラーページへの絵がすてきだ。今日マチ子さんとお友達だったのか。2021/08/16
sazen
1
「コミックH」に載っていた「女子高生のしおり」から好きになった近藤さん。彼女の作品のすごさをたくさんの著名人が分析して絶賛している今号。今は「ニューヨークで考え中」を何度も読み返しているし、私にとっては漫画家だった彼女のアーティストとしての側面を知った。まだまだ近藤さんの作品を追う楽しみができました。2022/03/12
yuko
1
近藤聡乃と世代が近いのと、執筆陣も近い世代の人がわりといて、何となく共感というか分かることが多くて面白かった。私もデジスタ見てたし、たまから友部正人やガロに入っていく感じとか。 近藤さんゆかりのミュージシャンの人の文章も良くて、特に友部正人さんの文章が素敵過ぎて感動した。 川上弘美さんとの対談も良かったし、今日マチ子さんとオカヤイヅミさんの漫画も良かった。 私が勉強不足だったので知らなかったけど、A子さんの恋人は、高野文子の『るきさん』に恋愛の要素を入れたイメージで描いたって言うの、なるほどまさに!2021/10/25
justdon'taskmewhatitwas
1
佐久間宣行氏も絶賛の、傑作『A子さん』を深堀りしたくて読んだよ。過去作もアニメーションも知らなかったので、とても立体的に楽しめました。『考え中』も読んでみよっか。2021/04/12