出版社内容情報
「女オタク」とは誰のことか?オタクは男性のためのものならず。オタク女子の現在に迫る表象文化特集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けろり
29
他の書籍を読んだ時以上に色々と自分自身の事を考えてしまいました。細部までとはいきませんでしたが、ほぼ一気読みしてしまいました。2020/08/27
しゅん
17
「女オタク」(という言葉への揺らぎも含めて)の中の違いが感じられる。今まで、多種多様な人がいるのは抽象的には理解できても、ぼんやりとして観念しか持てなかった。実感と距離、今と歴史の間を行き来する中で語られる言葉にはそれぞれに異物感があって、その複雑な具体性を知る良い機会となったし、自分に照らせる部分も多かった。西森路代、 横田祐美子、 卜沢彩子、松野志保各氏の文章に特に刺激を受ける。『聖闘士星矢』から古代ギリシャ研究者になった藤村シシンさんの文章にはかなり笑った。オメガバースという概念を初めて知りました。2020/09/28
美夜
10
購入。まずはつづ井さんのインタビューから。これ読んでて、私もつづ井さんが書いたnoteを読んで、「腐女子」が自虐派生用語だってことを知って、私もこれからは自虐するのはやめて、「好きなものは好き!」って言ってこうと思ったんだよな。思い出した。 読みがいがありそうな特集なので、残りはこれからじっくり読みます。2020/08/31
Leaf★Moon
6
何かを推しながら生きること、オタクというアイデンティティを持ちながら生きることに危うさを感じるが、この生き方からおそらく逃れられない。ならば考え続けよう、と思った。2020/11/26
袖崎いたる
5
女・オタクとあるように、トピックされるのはオタ活ばかりではなく、セクシュアリティへの視線が注目されがち。いかに女であることが性的なクエスチョンとなっているか。また、女オタクにはオタクと言うだけで男性向けコンテンツが主流となっているのか、といった含みもある。2020/10/11