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ユリイカ 〈04 2019(第51巻第6号〉 - 詩と批評 特集:上遠野浩平-『ブギーポップは笑わない』『ぼくらは虚空に

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  • サイズ キク判/ページ数 245p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784791703647
  • NDC分類 905
  • Cコード C9490

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋良

13
小学生の頃からブギーポップ を読み始めて、その頃はネット環境もなく、ファンに出会ったこともなく。「ラノベの流れを変えた」とか「セカイ系の傑作」とか書かれてて「え、そんな凄い作品だったの!?セカイ系ってなに!?」状態だった。ただなぜ自分がラノベにあまり食指が動かないかにも納得がいった(なろう系は特に)。欲望を垂れ流すものがラノベなら、私の欲望はラノベを読むメインの読者層からずれてるんだろう。かと言って文学で満たされるわけでもなく、常に欲求不満だからどんどん読むのかもしれない。2019/05/26

ツバサ

8
ブギーポップのアニメで上遠野先生を知りました。上遠野先生の作品に興味ある人や知ってる人、共に楽しめる一冊でした。好きな作家である新八角先生が紹介していて、読みましたが、十分満足しました。2019/05/12

金目

8
かどちんファンの集い。新たにアニメ化されたブギーポップをメインに、上遠野浩平という作家やその作品群、セカイ系、昨今のラノベ市場、アニメ業界などについて縦横に語られている。不気味な泡であること、成熟の拒絶、中心の不在、勇気を持って戦士になることなどなど、専門の作家やライターによる分析が面白い。成田良悟はただのファンからの寄稿じゃないかこれw悠木碧はじめアニメ関係者からの寄稿も多く、小松祐美の「原作通りとは」って問いかけが良かった2019/04/17

なつのおすすめあにめ

7
寄稿に奈須きのこと西尾維新がいない、やりなおし……まあこれ以上、作家ばかり増やしてもバランス悪いだろうしね。しかしあれだね、かどちんの口から「なろう系」や「異世界転生もの」、はては『魔法科高校の劣等生』といったワードが出てくると、異様に興奮するっ。膝を打つ文章達に頷きながら、ユヤタンこと佐藤友哉の「萌え文化にも、文学的な方向にも進むことなく、ブギーポップはあいかわらず孤独な泡だった。誤解をおそれずに言えば、どこにも属さず、過小評価を受け続けることこそがブギーポップの存在価値であるとでもいうように」に感動。2019/05/09

c

7
ヴィレッジヴァンガードに自分の好きな漫画が並んでいると苛つくが、ユリイカで好きな作家が特集されるのも複雑な気分だ。ただ好きと言ってもブギーポップシリーズが出れば必ず買うという程度で、他のシリーズは全作読んでいるわけではない。新作のアニメも観るには観たが…まあ、あれは功労賞だろう。ライトノベルには新人賞や年末のランキング以外大きな賞も存在しないのだから、アニメ化をイベントに仕立て上げて本を売らねばならない。また、ブギーポップにはそれだけの価値があるとも思う。この特集自体もそうしたキャンペーンの一環である。2019/03/31

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