総特集ダダ・シュルレアリスムの21世紀 - ダダ100周年& A・ブルトン生誕120年/没後5

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  • サイズ キク判/ページ数 381p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784791703111
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C9490

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

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齋藤哲也氏によると、非臨床的な意味での疎外、 現今の社会(傍点)における不正から目をそむけず、それに抗して立ち上る 反抗(傍点)の姿勢こそが、詩人や芸術家を自認するうえで絶対条件となる(31頁下段)という。安藤礼二氏によると、ブルトンやバタイユととも密接な関係をもっていた文化人類学者レヴィ=ストロースは、変化のスピードがゼロに抑えられる社会を冷たい社会と名付けた。変化のスピードが等比級数的に増大する社会を熱い社会とした(96頁下段)。日本社会は、冷たい社会なのだろうか?  2016/09/03

Skel_san

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「誰もがメタレベルを志向し、対象を、世界を、自らを客観視して眺めることに――そしてその不可能性に――囚われているとき、彼らは愛するものにどこまでも近づいていく。だが盲目はファシズムにさえ通じるのではないか。そうではないと、彼らはいう。人がファシストになるのは、十分に盲目ではないからだ。答えを正当化する誘惑に屈してしまうからなのだと。このまばゆい盲目性が、二十世紀の精神史のなかで、シュルレアリスムの逆説的な位置を決定する。」2016/12/08

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