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ユリイカ 〈第41巻第12号〉 - 詩と批評 特集:福本伸行

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784791701995
  • NDC分類 905
  • Cコード C9490

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小鈴

4
白井聡「決起の論理ーー『カイジ』『最強伝説黒沢』、そして秋葉原事件」(156‐162)を読む。「自己という物語への執着は、人を苦しめるものであり、危険なものである。しかし、実存の救済もまた物語を通してしかあり得ない。ならば、われわれはいかなる物語を選ぶのか。どのようなエゴイストたることを選ぶのか。この選択を放棄して、物語の不在のみを単に避けること、それは人間という名の『動物の話だ』と言うべきなのかもしれない。決起が『人間の条件』を満たすための最小限の選択が、ホッブズ的世界という地獄に穿たれる、小さな、しか2010/03/07

小鈴

4
白井聡「決起の論理ーー『カイジ』『最強伝説黒沢』、そして秋葉原事件」(156‐162)を読む。「自己という物語への執着は、人を苦しめるものであり、危険なものである。しかし、実存の救済もまた物語を通してしかあり得ない。ならば、われわれはいかなる物語を選ぶのか。どのようなエゴイストたることを選ぶのか。この選択を放棄して、物語の不在のみを単に避けること、それは人間という名の『動物の話だ』と言うべきなのかもしれない。決起が『人間の条件』を満たすための最小限の選択が、ホッブズ的世界という地獄に穿たれる、小さな、しか2009/09/30

ゆうき

3
賭けることは生きることと同義だ。それは人間は死という負けが必ず待っている。その確実な死という負けまで生という賭けに挑み続けるのだ。2014/04/24

_udoppi_

3
福本作品が義務教育にまつわる「泥沼のような連帯」を批判的に描き、ドロップアウトした人間をむしろ肯定的に描くことは、知らなかったけれどもそれ自体はあまり驚くに値しない。『涯』において「孤立せよ…!」と説くその根底にある哲学は、建前を駆逐することはできないにしてももっと人口に膾炙していい。日本にはほんとうに、ドロップアウトを包摂する倫理が社会にも教育にも欠如していると思う。2012/02/09

なつのおすすめあにめ

2
ただ生きることができない、生物学的にみても負け犬な僕らが人生を賭けつづける理由……。2017/11/19

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