出版社内容情報
谷口雅博[タニグチマサヒロ]
監修
内容説明
世界のはじまり、神々の系譜、皇族の継承…日本の起源がわかる!明日話したくなる古事記の話83。
目次
序章 「古事記」はどんな書物?(『古事記』って何?どんな書物?;『古事記』をつくったのは誰? ほか)
1章 上巻 天地創造と神々の誕生(パッと見てわかる!『古事記』上巻のあらすじ;世界はどうやってはじまったの? ほか)
2章 中巻 天皇の誕生と諸国の平定(パッと見てわかる!『古事記』中巻のあらすじ;中巻はどんな話からスタートする? ほか)
3章 下巻 皇位継承と復讐の連鎖(パッと見てわかる!『古事記』下巻のあらすじ;仁徳天皇は民から好かれていた? ほか)
著者等紹介
谷口雅博[タニグチマサヒロ]
國學院大學文学部教授。博士(文学)。1960年、北海道生まれ。1991年、國學院大學大学院文学研究科博士課程後期所定単位取得退学。専攻は日本上代文学(古事記・風土記など)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベローチェのひととき
12
「知識ゼロでも楽しく読める!」シリーズ、9冊目。今回は古事記を読んだ。3編で構成されている。上巻は天地創造と神々の誕生。イザナギ、イザナミの話やアマテラスの天の岩戸の話など。中巻は天皇の誕生と諸国平定の内容で、稲葉の白兎やヤマトタケルの話など。下巻は皇位継承と皇室の争いで、第24代仁賢天皇までのことが描かれている。天皇を神格化するのに大変だったんだなと思う。2023/11/19
akane
7
安彦良和氏の『ナムジ』『神武』を繰り返し読んでいて、大半のキャラの名前は覚えがあって助かった。ピクトグラムに目鼻をつけて衣装を着せた感じの、桔川シンさんの超シンプルなイラストが素晴らしい。物語を追うとき、想像を邪魔されることなく情報だけをもらえる。昔、中高生向きに書かれた古事記の本を読んだときは、○○の子、その子、そのまた子と、次々に世代が進んでいくのに読み疲れてしまったが、この本は頭の中でもつれることなく、ぐいぐい読めた。「大和は国のまほろば」は有名な歌なのにヤマトタケル作とは知らなかった。恥ずかしい。2022/09/30
本まーちゃん
2
なるほどワード:オオアナムヂを木国のオオヤビコを逃がす。四男イワレビコが神武天皇になる。ゆかりの神社がわかる。2023/02/22
Mihoko
1
名前が長い!似てる名前!で頭こんがらがり状態。特に後半はチェックするのも面倒になった。 歴史の教授が「記紀は信憑性なし」みたいなことをおっしゃっていたので読む気なかったのですが、「民族の神話を学ばない民族は100年以内に滅びる」という言葉を耳にしたので読んでみました。どうも比喩によって権力奪取の正当性を訴えているようなんだけれど…、すぐ殺す、すぐ女を自分のモノにするしか伝わってこない。日本民族を単一とみるならば、殺しと女奪取が原点か!とげんなりした書でした。 他の古事記本も読んでくつもり。 2024/02/25
かおる
1
浅葉なつさんの神様の御用人シリーズを読み終えて、古事記と日本書紀が気になったので読んでみた。なんとなく知っていた神話の神様や、御用人シリーズに出てくる神様がどんな立ち位置なのかよくわかった。とっかかりとしてとても読みやすく、次はもっと中身を読んでみたいと興味も誘われる一冊だった。2023/05/14