出版社内容情報
保育ドキュメンテーションとは、保育現場における毎日の子どもの様子を撮影し、エピソードを添えて作成する「保育記録」です。子どもの個性や感性を写真とともに記録することで、保育者が保育を振り返るのにも役立つツールとして取り入れる園が増えています。本書では、「保育のドキュメンテーションとはなにか?」を大きな写真と分かりやすい見出しと言葉で解説。ドキュメンテーションを活用している保育園、幼稚園の現場から学ぶ、作り方のヒントや活かし方のコツや、保護者、子ども、保育者で子どものよいところを共有できるドキュメンテーションの作り方を紹介します。
《もくじ》
序章 保育ドキュメンテーションの魅力
1章 保育ドキュメンテーションの作り方
2章 保育ドキュメンテーションの活かし方
内容説明
保育ドキュメンテーションとは保育中のできごとをまとめた「写真つきの記録」です。保育者が見つけた子どもの魅力を写真に撮り、エピソードやコメントを添えて作ります。写真があることで周囲に子どもの魅力が伝わりやすくなり、ほかの保育者、保護者などと共有することができます。さらに、写真からの気づきや発見をもとに、保育者や保護者、子どもたちとの対話が広がるきっかけにもなります。また、記録をまとめる過程で自分の保育を振り返り、よりよい保育について考える契機となります。結果的に保育が変化し、質がアップすることにつながるのです。本書では、保育ドキュメンテーションの魅力や、作り方、活かし方まで、豊富な実例を交えて紹介します。この本を活用し、保育ドキュメンテーションを始めましょう!
目次
序章 保育ドキュメンテーションの本質と魅力(保育ドキュメンテーションってどんなもの??;保育ドキュメンテーションを作るとこんなにいいことがある!;わからないことはここで解消!!Q&A保育ドキュメンテーションきほんのき)
1章 保育ドキュメンテーションの作り方(4つのStepで作る保育ドキュメンテーション;保育ドキュメンテーションヒント集)
2章 保育ドキュメンテーションの活かし方(保育ドキュメンテーションの活かし方)
著者等紹介
大豆生田啓友[オオマメウダヒロトモ]
玉川大学教育学部教授。専門は、乳幼児教育学・子育て支援など。日本保育学会理事、内閣官房(こども家庭庁準備室)「就学前のこどもの育ちに係る基本的な指針」に関する有識者懇談会委員(座長代理)などを務める。NHK・Eテレ「すくすく子育て」などにも出演し、コメンテーターとしても活躍
岩田恵子[イワタケイコ]
玉川大学教育学部教授。専門は、発達心理学、児童学、保育学。保育の場における子どもたちの育ち、学び、さらには、それを支える保育者の学びを、社会文化的な視点、二人称的アプローチで捉えることを試みている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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