出版社内容情報
『楽園追放』『受胎告知』『最後の晩餐』…旧約・新約聖書を表現した名画の数々。名画約１１０点を聖書のストーリーを交えながら、徹底解説します。ユダヤ教とは何か？天使とは何か？『旧約聖書』の神とは？…充実の特集で、より知識を深堀できる内容です。
内容説明
この一冊ですべてがわかる！厳選名画１１４点収録！
目次
旧約聖書（創世記の時代（天地創造；人類の誕生 ほか）
イスラエル王国の興亡（モーセの誕生；モーセの召命 ほか））
新約聖書（イエスの誕生と伝道（洗礼者ヨハネの誕生；受胎告知 ほか）
イエスの受難（エルサレム入城；イエスの「宮清め」 ほか）
使徒たちによる伝道（聖霊降臨；パウロの伝道 ほか））
著者等紹介
中村明子［ナカムラアキコ］
慶應義塾大学大学院文学研究科哲学専攻美学・美術史学分野修士課程修了。東京文化財研究所アソシエイトフェローを経て、大妻女子大学非常勤講師。専門は西洋美術史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SOHSA
31
《kindle》キリスト教と西洋の文化はやはり切り離せない。本書はそうした聖書の世界をその時代時代に描かれた絵画等と並列的に紹介することで視覚的に読み手にその歴史と教義を理解させている。 本来、旧約聖書では偶像が禁じられているにも関わらず何故これ程までに多くの宗教画が創られたのかかねてから疑問に思っていた。しかし、本書を読んで腑に落ちた。文字のみではなく視覚に訴えることがいかに効果的であるかを。おそらく宗教画なくしてキリスト教はここまで広まることはなかっただろう。果てして神はこれを何と言うだろうか。2020/06/26
かおりんご
26
名画の解説よりも、ざっくりとした聖書の解説がメイン。宗教画の読み解きとしては物足りないけれど、聖書の概要をつかむならいいかな。全ページカラーで、ちょいちょい絵画の説明もあるので、個人的には楽しめました。2018/11/11
りらこ
20
新約旧約ともに、話の順になっていて読みやすい。有名どころであっさり。これ？ってのもあった。構図で分析されていたりして、この絵を描いた画家がどんな目線で何を伝えたかったのかに想いを馳せられるのが良かった。#Kindle unlimited 2019/08/15
ミロリ
18
聖書入門。聖書について無知だったから丁度良い本だった。図解としての名画が無かったから私は読んでいなかった。聖書等を読み解きそれを絵画や彫刻で表現した芸術家の働きぶりは素晴らしいと思う。内容については、神様がなかなか破天荒で面白かった。神を信じる者以外は全て切り捨てたり、ちょっと抵抗しただけで可愛がっていた人間に死を与えたりとやりたい放題で神様ってこんなものかと思った。万能なボスによって人は生かされているっぽい。2019/10/22
柊
13
宗教画ってなんとなく惹かれる魅力がある。ボッティチェリやエイク、フランチェスカ、ミケランジェロの圧倒的画力に感嘆するのはもちろん、天井画とかはどういう頭してたら描けんだろーなーって感心。2019/05/28
