内容説明
古今東西にわたる哲学者の歩みだけでなく、現代に通じる個人と社会の問題などもわかりやすく解説します。
目次
1 哲学とは何か
2 西洋の哲学―古代から中世
3 西洋の哲学―近代
4 西洋の哲学―近代後期から現代
5 東洋の思想と哲学
6 心と人間関係の哲学
7 社会のあり方を考察する
8 生きることと死ぬことの哲学
9 現代を生きる私たちの哲学
著者等紹介
秦野勝[ハタノマサル]
1959年東京都生まれ。明治大学大学院博士課程で中村雄二郎に師事し、哲学に目覚める。現在、河合塾講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
34
プラトンやアリストテレスのような西洋哲学は何やらうさんくささを感じるかもしれないが、東洋思想は日本人には馴染みやすい。それは子供の時から慣れ親しんでいる習慣や常識の中に根付いているからだ。特に日本は、民族信仰である神道と、インド由来の仏教、中国由来の儒教の融合と対立から日本人の精神性が育まれた。 私たちは幼い頃から悪いことをしてはいけないと教わる。それは親や先生が禁止することをしてはいけないことであり、突き詰めると法と道徳を守ることである。 そこに宗教感による倫理観の違いや国の統治者による違いが生まれる。2020/01/25
翔
6
ざっくりと哲学について知ることができるものに仕上がっている。細かい説明は無いため気になった人の著書を手に取る機会を与えてくれる本、くらいの内容である。特定の哲学者の思想をがっつり学びたい人は最初から著書を手に取ろう。2022/12/14
ゆかり
4
面白いほどではないけど、分かりやすいんじゃないかと思いました2020/11/14
このこねこ@年間500冊の乱読家
4
⭐⭐⭐ 初心者には辛いけれど、ある程度哲学を勉強してきたなら復習にとても良い一冊。 西洋哲学と東洋哲学を一通り並べた後に、現代にも通じる問題を議論する形式もグッドでした。2020/02/24
Shirley
3
8冊目 やっと読了。哲学を浅く広く、わかりやすく解説した本。ここから自分の思考を深めていきたい。西洋、東洋の哲学が紹介されており、ここからイスラム哲学も面白そうだなと思いました。2015/01/18
-
- 和書
- スパーク短篇小説選