内容説明
史上最も知られた神との契約。
目次
聖書を読む前に
旧約聖書(全知全能の神による世界の誕生;民族の祖となった族長たちの旅;約束の地を目指す民の族;民を導いた英雄たちの戦い;大国に翻弄された王国の興亡;現代に通じる人生の教訓書・知恵文学)
新約聖書(荘厳なる伝説に彩られた救世主の誕生;弱き者に手を差し伸べたイエスの伝道活動;民の価値観を覆したイエスの教え;贖罪の使命を果たしたイエスの受難;師の教えを世界に広めた弟子たちの時代)
著者等紹介
大島力[オオシマチカラ]
1953年生まれ。東北大学文学部史学科卒、東京神学大学大学院博士課程後期修了、神学博士。現在、青山学院大学教授。専門は旧約聖書学。日本基督教団石神井教会担任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白義
13
図解形式の聖書の解説書としてはなかなかの出来栄えで、旧約から新約までの聖書の内容を図解、表、地図を多様しさらに欄外でブックガイドもやりながら、聖書には書かれていない旧約と新約の間に該当するハスモン朝末期のローマ介入、新約以後のローマに反逆したユダヤ戦争など、周辺の歴史を理解できるようにうまい具合に再構成している。一つ一つのツッコミは不足でもっとこう醍醐味とか面白みを、なんて向きには物足りないが、宗教書としての聖書、歴史書としての聖書とどちらの側面も今の視点からバランスよく、要領よく書いていてガイドには最適2017/09/19
rich
10
本気の聖書は難しそうだったので図解にしたのですが、カタカナばっかりでやはり難しかった。でも、ユダヤ教やキリスト教の起源とかわかって面白かった。また別の聖書も読んでみたい2015/01/28
mattu
7
わかりやすい。入聖書の入門にいいですね。2015/09/09
たつや
4
西洋文学に度々出てくる聖書、あと、遠藤周作の「沈黙」を読んでから、俄然、聖書に興味を持ち入門書を探していました。100%ではありませんが、だいぶ理解出来始めてきました。もっと知りたい。と、聖書への興味が湧きました。要勉強!2016/03/16
tieckP(ティークP)
4
すごく良くはないという感じの本で、だから気軽に読めるとも言える。誤植が多いのはもちろん、一般ウケしそうなエピソードが軽く扱われていたり、同じエピソードが本文と囲み記事で重複して述べられていたりしてややもったいない。少ないスペースで多くを伝えようとする情熱のようなものは感じられなかった。しかしさすが専門家だけに聖書関連の本についての紹介は、学者のものから作家や漫画家によるものまで幅広く拾われていて、この部分は非常に役立つと思った。立場もかなり中立的。聖書のエピソードを知ってる人が順番を確認するのにも使える。2015/09/30
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