内容説明
「うつ病」は大人の病気と思っていませんか?いま、子どものうつ病が増えています。元気がない、いつもイライラしている、学校に行けない、夜眠れない…。子どもから「サイン」を感じたら読む本。
目次
1 子どもだってうつ病になる
2 子どもがうつ病かもしれないと思ったら
3 病院に行くときは
4 うつ病の治療法
5 うつ病の子どもに起こる生活の問題
6 回復に向かう子どもへのサポート
著者等紹介
新井慎一[アライシンイチ]
1994年、順天堂大学医学部卒業。同大学同学部精神医学教室にて3年間研修の後、1997年から9年間にわたり都立梅ヶ丘病院精神科に勤務。幼児学童、思春期男子、思春期女子、発達障害の病棟を担当する。2006年5月、地域に根ざした児童青年精神科診療の確立を目指し、「尾山台すくすくクリニック」を開業。現在は、都内特別支援学校の校医を勤める傍ら、幼稚園の訪問相談や学校へ出向してのケース会議をおこなうなど、地域連携ネットワークの構築に積極的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
37
★★★★★子どものうつ病の基本的な症状はもちろんのこと、学校や専門機関への相談の仕方、医療機関の選び方・関わり方などが細かく書かれている。子どものうつ病専門の本はあまりないので、貴重な本です。【印象的な言葉】①子どもは、憂うつな気分を感じてもうまく表現できません。体の症状として訴えることが多いのです。②児童期の子どもより思春期以降のほうがうつ病の発症率が高まる。③子どものうつ病では、進学や転校といった環境の変化、受験やいじめ、両親の離婚など、ストレスになる出来事がきっかけで発症するケースが多くみられます。2019/02/16
たまきら
33
不登校男子ケアの一環として。夫と二人で今週以降のケアの段取りを確認できる良い機会になりました。段取りのつけ方も前向きに紹介されていて、大変支えになりました。2021/07/09
なつき
1
『10代の子どものうつ病 症状と治し方』読了。2009年の本なので若干情報が古い記述も見受けられるが、全体的として見れば2017年のいまにおいてもハンドブック的に役に立ちうる本。うつ病や精神薬などの説明もなされているが、最低限であり、重点はあくまでも子どもの治療と自立である。2017/07/07
yumechi
0
主にうつ病のサインとなってしまったらどうするのか、ということについて書かれている。本人と歩み寄って治療していくことが大切。10代の死因に自殺があれほど多いとは思わなかった。2011/03/15