内容説明
悪霊や人間の未知の能力が引き起こす超常現象をあなたも体験してみませんか?ミステリーやファンタジーの分野で活躍する気鋭たちが恐怖の館にご招待します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
126
21年前に出されたそれ程に著名ではない9人の作家の方々によるホラー・アンソロジー短編集で完全フィクション作品集ですね。でも私の一番のお気に入りは実話怪談風の『くりかえす夢』矢島誠・著で強烈なオチに完全にやられましたね。隣で小さな赤ん坊が泣いている夢を30歳前の今迄何度となく見て来た。母が倒れ病院でうわ言を聞いた彼は自分が赤ん坊の弟が泣くのを黙らせようと(母の暗示により)殺してしまった事を知る。女と浮気し不仲な妻との離婚を決意すると全く喋らなかった三歳の息子が背後から首筋に包丁を当て一言「バイバイ」という。2020/05/23
No.7
2
「ホラーといえばこんな感じ」みたいな話が多かったです。良い意味で。「赤い舌」「緑の薔薇」が好きです。2017/04/30
ろびん
2
30ページ程度の短編なせいかオチが性急なものも。一番好きなのはラストの話かなあ……。2016/05/31