内容説明
女子大を出て、憧れの東京日報に入社し、社会部に配属された津川京子。だが、任された仕事は、読者からの投書の整理係。毎朝配達されてくる山のような投書に目を通し、記事として使えそうなものを選び出すのだが、九十パーセントは使いものにならず、くずかごは没にした手紙で膨れ上がってしまう。とうとう口の悪い遊軍の亀田記者からは“くず姫さま”と渾名されてしまった。そんなある日、封筒の中から贋一万円札が出て来た。驚いた京子は早速投書の主を取材に飛び出したが…。
目次
贋金物語
投書夫人
ケ・セラ・セラ
六白金星
離婚通知
誘拐犯人
暗い過去
泥棒の投書
鏡の中の顔
脱獄囚の妻
かげ絵夫人
姉の立場
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- 和書
- 計装システムの基礎と応用